「感情にダメなものはない」——映画『インサイド・ヘッド』から学ぶ心の整え方

こんにちは!チャオ上尾です。いよいよ年末年始プログラムが今日からスタートしました。プログラム初日は、映画上映会で、上映されたのはディズニー映画の〈インサイドヘッド〉です。

1. 映画の背景:アメリカの心理学者が監修

この映画は、単なるアニメーションではありません。実は、カリフォルニア大学の心理学教授など、感情研究の第一人者たちが徹底的に監修して作られました。

「人間の頭の中では何が起きているのか?」という複雑なメカニズムを、科学的な根拠に基づいて視覚化した、まさに「心の取扱説明書」のような映画です。

2. コンセプト:「すべての感情に役割がある」

映画の最大のメッセージは、「どんな感情も、あなたを助けるために存在している」ということです。

  • ヨロコビ(喜び): 前向きなエネルギーをくれる。
  • カナシミ(悲しみ): 誰かに助けを求め、心を癒やすために必要。
  • イカリ(怒り): 不当な扱いに立ち向かい、自分を守る。
  • ビビリ(怖れ): 危険を回避し、安全を確保する。
  • ムカムカ(嫌悪): 自分に合わないものを遠ざける。

私たちは「落ち込んではいけない」「イライラしてはいけない」とネガティブな感情を抑え込んでしまうことはありませんか?しかし、心理学的には「カナシミ」があるからこそ、周りの優しさに気づけたり、次のステップへ進む準備ができたりするのです。

大切なのは、その感情を消し去ることではなく、「今、自分の中にカナシミがいるな」と認めてあげることです。映画のように、自分の感情をキャラクターとして客観的に見る練習をすることで、ストレスとうまく付き合えるようになります。

「常に明るく、元気でいなければならない」 そんなプレッシャーを感じている方にこそ、ぜひ観てほしい一本です。どんな感情も、あなたの人生を彩る大切なパートナー。

当事業所でも、皆さんが自分の「ヨロコビ」だけでなく「カナシミ」や「イカリ」とも上手く付き合っていけるよう、一緒に心を整えるサポートをしていきたいと改めて強く感じました。

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