チャオ上尾では、一般企業への就職を目指す方に向けて、さまざまな職業トレーニングを提供しています。今回は、そのユニークなプログラムの一つである「刺し子」をご紹介します。
刺し子は、日本の伝統的な刺繍技法です。一見すると地味な作業に思えるかもしれませんが、就労に向けた大切なスキルを養うのに非常に効果的なトレーニングなんです。
刺し子で養われる3つの能力
- 視力と手腕の協調性 刺し子は、布に描かれた線に沿って正確に針を刺していく繊細な作業です。これは、目で見た情報を手で正確に再現する能力、つまり「視力と手腕の協調性」を鍛えるのに役立ちます。この能力は、事務作業でのキーボード入力や、工場での細かい作業など、多くの職種で求められます。
- 左右の手指の連動作業 針と糸を巧みに扱うためには、利き手だけでなく、布を支えるもう一方の手も同時に動かす必要があります。これにより、左右の手指の連動をスムーズに行う練習になります。両手を使った作業は、マルチタスクをこなす上で非常に重要です。
- 集中力と忍耐力 一つの模様を完成させるには、地道な作業を長時間続ける必要があります。これは、集中力と忍耐力を養う絶好の機会です。どんな仕事にも、コツコツと取り組む真面目さや最後までやり遂げる力は不可欠です。
チャオ上尾では、このように刺し子を通じて、就職後に役立つ実践的なスキルを楽しみながら身につけることができます。単なる作業療法ではなく、未来の自分のために繋がる大切な一歩です。
もし就労支援にご興味があれば、ぜひ一度お問い合わせください。見学や体験も随時受け付けています。
刺し子以外にも、就労移行支援事業所では様々なトレーニングを行っています。どのようなトレーニングがあるか、さらに詳しく知りたい場合は、お気軽にご質問ください。
