先日、元駅伝選手で現在コーヒー店を経営されている新井康平さんのプロフィールを題材に、グループワークを行いました。
新井さんは、大学4年時の箱根駅伝でアクシデントに見舞われ、怪我をしながらも力走された方です。実業団で2年間過ごした後、怪我の影響でアスリートの夢を断念し、24歳で引退。その後、かねてからの夢であった喫茶店のオーナーになるため、3年間の下積みを経て起業されました。
「競技人生に悔いがないと言ったら嘘になる」という新井さんの言葉は、私たちに深い感銘を与えました。挫折を乗り越え、新しい目標に向かって進む姿勢、そしてその根底にあるアスリートとしての精神力。参加者からは、「挫折から新しい目標に進めたことがすごい」「アスリートの精神が挫折を乗り越えさせた」といった感想が寄せられました。
挫折を乗り越えた先にある就職活動
特に多くの参加者が共感したのは、セカンドキャリアの大切さです。このテーマから、グループワークの本題である「就職活動」について深く掘り下げました。
新井さんの経験から学んだ、就職活動を成功させるための3つのポイントをご紹介します。
- 保険をかけること 就職活動には2~3ヶ月のスパンが必要です。ひとつの会社に絞るのではなく、複数の会社を同時に受けることで、リスクを分散させ、選択肢を広げることが大切です。
- ビジョンを持つこと 自分がいつから、どんな風に働きたいのか、具体的なビジョンを持つことが重要です。ゴールが明確になることで、今やるべきことが見えてきます。
- 支援員を頼ること 自分一人で抱え込まず、必要に応じて支援員に相談しましょう。ぼんやりとした輪郭を明確にし、具体的な行動へとつなげるサポートをしてもらえます。
今、そして未来へ
グループワークの最後には、参加者の皆さんが自身の就職活動に対する決意を力強く語ってくれました。「うまくいかなかったときにどうするか、今からが重要だと思う」「セカンドキャリアを考え、今この瞬間から先延ばしにせず動きたい」「ぼんやりしていた部分を明確にしていきたい」など、前向きな言葉が次々と飛び出しました。
新井さんの経験から学び、就職活動を**「未来のセカンドキャリアを築くための第一歩」**と捉え、行動に移そうとする皆さんの頼もしい成長の姿に、大きな喜びを感じました。
今回のグループワークが、皆さんの就職活動、そしてこれからの人生を考える上で、有意義な時間となったことを願っています。
