先日は就労移行支援事業所 チャオ上尾 にて、「よりよく生きる」ためのヒントが詰まった外部講師による特別講座が開催されました。
本講座は、すぐに幸せになるための科学的なアプローチから、自分を大切にするコミュニケーションの土台まで、参加者全員が自分らしい生き方を見つめ直す貴重な機会となりました。
1. 😊 幸せを呼ぶ「オキシトシン」と「ふれあいサイクル」
講座で特に注目されたのが、私たちに幸福感をもたらす「オキシトシン」を効果的に分泌させる方法です。
オキシトシンとは: 「幸せホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれ、ストレスを軽減し、人との信頼や絆を深める働きがあります。
分泌を促す鍵は「スキンシップ」: 親しい人とのハグ、優しい声かけ、温かい交流など、ポジティブなスキンシップを通じてオキシトシンは出やすくなります。
「ふれあいサイクル」の重要性: オキシトシンによって心が安定すると、さらに他者とのふれあいを求めるようになり、幸福な良い循環(ふれあいサイクル)が生まれます。
このサイクルを意識することが、「すぐに幸せになる」ための具体的な第一歩であると学びました。
2. 自分を大切にするコミュニケーション:「イエスとノー」の力
より健全な人間関係を築き、自分らしくあるための基礎として、「イエスとノーと言えること」の重要性が強調されました。
「ふれあいルール」の確立: 曖昧にせず、自分の気持ちに正直に「イエス」や「ノー」を伝える勇気と技術を身につけること。これが、ストレスの少ない健全な関係(ふれあいルール)を築く土台となります。
3. 視野を広げる行動のヒント:「トラブルを恐れない」
講師の先生からは、私たちの行動に対する示唆に富んだメッセージも送られました。
「トラブルの前にトラブルが起きないように考えて行動しないでください」
これは、失敗や問題を過度に恐れるあまり、挑戦や行動そのものを避けてしまうことへの警鐘です。
本当に大切なのは、行動を恐れて立ち止まることではなく、行動した結果、万が一トラブルが起きても、それを解決し、学びを得る能力を磨くこと。その経験こそが、私たちを成長させ、「よりよく生きる」ことに繋がるのです。
4. 🎭 実践的な学びを深める「ロールプレイ」
本講座では、これらの学びを頭の中だけでなく、実際に活かせるようにロールプレイが行われました。
参加者はペアになり、「ノー」を伝える場面や、お互いの同意(イエス)を確認する場面など、具体的なコミュニケーションを実践しました。
実践を通じて、自分の意見を明確に伝えることへの抵抗感が薄れ、「自分を大切にすること」が単なる知識ではなく、身体を使ったスキルとして身についた貴重な時間となりました。
こ参加者一人ひとりが自分自身を尊重し、周りの人と温かい関係を築きながら、積極的に人生を歩むための具体的な指針を与えてくれました。
受講者からの感想は:「ノーが言いにくいけど、出してもいいんだと思えた」「YES NO-うまく使えていない」「自分が障害者になって人間らしくあれない事に傷ついていたが、楽になった」等、とても前向きでした。講師の先生ありがとうございました。




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